男の愛の正体

男の愛の本質

前回は、女性の愛の本質について見ていきました。女性の男性への愛情の根本は母性であり、オキシトシンが大いに関与しています。女性は自分の赤ちゃんに愛情を抱く同じ仕組みで男性への愛を深めていきます。つまり、女性が愛おしく思う男性は女性にとって赤ちゃんなのです。

では、男性にとって女性は、根本的にどういう存在なのでしょうか?実は男性の愛情は、女性の愛の形とその背景がまるで違っています。男が女性に対する愛情の根源は、所有欲です。女性は男性にとって自分が管理するの縄張りと同じ存在なのです。

(参照)


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バソプレッシンが男の愛情を生み出している

男性の女性に対して湧き上がる愛情には、オキシトシンの男性バージョンと言うべきバソプレッシンという脳内神経物質が関与していることが分かっています。

バソプレッシンは男女に共に存在しますが、主に男性に多く分泌されて強い感受性を示します。テストステロンに強く依存し、テストステロン値が高度であるほど活性は大きくなっていきます。バソプレッシンは、オキシトシンと化学構造がよく似た物質で、生物が進化の過程で数億年前に分化したと推定され、雄と雌の性衝動を決定づけている物質です。ヒルなどの下等動物も生殖への誘いは、オキシトシン・バソプレッシンに類似した化学物質が関わっています。

人類では、女性の性衝動や恋愛感情はエストロゲンとオキシトシンの影響を大きく受けますが、男性のセクシュアリテイーはテストステロンとこのバソプレッシンが主役になっています。

バソプレッシンの作用

バソプレッシンは脳下垂体後葉から分泌される神経化学物質で抗利尿ホルモン(ADH)であり、血圧上昇ホルモンになります。すなわち利尿作用を抑えて体液を保持したり血管を収縮させて血圧を上げる効果があります。

また同時にバソプレッシンは愛着ホルモンとも言われ、男性の場合、射精を向かえた後に、脳下垂体から脳内に大量に分泌されて、相手の女性に対して強い愛情を湧き上がらせる物質でもあります。女性と交接し、共に過ごすことで強化されていきます。

このバソプレッシンの作用は、量的な問題よりは、脳内の愛や性に関わる領域における感受性に左右されます。その感受性は、遺伝的な要素も多分にありますが、精神的な環境の要素も大いに関わっています。環境によってオンにもなり、オフにもなると報告されています。

バソプレッシンの本來の役割

バソプレッシンの本来の初期的な役割は、動物が生存上必要な、自分の食料を確保するための、縄張り意識の形成にありました。自分の縄張りに対して強い愛着を持ち、保持するように神経に働きかける物質です。その意識が強いほどその個体は、食料の確保が容易になり生存率を高めることになります。つまり、バソプレッシンは他者を排除し、領域を保持し、食べ物を確保していくための闘争のホルモンでもあるのです。

バソプレッシンの神経作用には、ドーパミンによる報酬系が大きく関与します。栄養となる食料を得る為の縄張りを維持することに対して、大きな歓びと満足感で満たされるようプログラムされています。

(報酬系については下記をご参照下さい)

脳内報酬系(ほうしゅうけい)とは、生き物が生命活動に有意義な行動をとった時に、 人間や動物に『快感』や『心地よさ』を感じさせる脳内システムのことです。 その快感は脳にしっかり記憶され、その快感の再現を求めます。 これに大きく関わり主役になっているのが、ドーパミンと言われる神経化学物質です。 ドーパミンは動物が生きる上での行動の原動力となっています。
悪魔の性典
 

バソプレッシンの生殖行動での活用

オキシトシンが、メスが子孫を残すために自分の子供への愛情ホルモンとして活用していったプロセスはこれまで述べてきました。繁殖に際しては、雌雄が共同で子育てに関わり、協力し合うことが子孫を残すためには人類にとって最良の手段としてポジショニングされ、メスではオキシトシンがオスとの絆形成に大きな役割を果たしていきます。

一方、メスと同様にオスにおいても、進化の過程で大きく飛躍するためには、パートナーや子供、家族へとの特別な絆を結ぶことが不可欠となります。そこでオキシトシントと化学構造が類似するバソプレッシンが、オスにおいても活用されていきます。

オキシトシンは出産授乳に関わるホルモンで、これが自分の生んだ子供への慈しみへと進化し、やがて男女間の絆ホルモンに進展していきました。バソプレシンは生物の縄張り行動を作り出すホルモンですが、女性への特別な情緒を作り出すことにもなっていきます。縄張り意識から、執着する心が生まれて、より進化した愛情へと様相を変えていきます。

男性でも女性と同じようにバソプレッシンが、パートナーとの特別な関係を築くために愛情形成ホルモンとしての要素を備えていくのですが、本来のバソプレシンの神経的な作用は、縄張り意識と所有欲の形成です。バソプレシンは自分の縄張りへの愛着を生み出すホルモンでしたが、やがて女性との親密な関係性の構築という相矛盾するような感情形成にも利用されていきました。

つまり、男性の女性への愛情の根本には縄張り意識と所有欲が常にヒッソリと横たわっていることになります。男性の恋愛感情には、女性に対して一種の所有欲と支配意識が裏腹的に心の奥底に流れているのです。男性の愛情の本質は、自分のテリトリーに対する愛着であり防御と支配そのものなのです。

オキシトシンとバソプレッシンの比較

両者は、化学構造上は非常に類似した構造です。現象的には真逆的なプロセスをたどって同じような接着効果をもたらします。オキシトシンは慈しみと奉仕の精神を引き出しますが、バソプレッシンは強い利己的な所有と支配の欲望を生み出し、執着心を生み出します。両者は、ともに、ドーパミン報酬系と連動し、恋愛行動や生殖行動に対して特別な悦びを与えていきます。ともに本能として人に作用する基本的な情感です。

そして両者は、愛情ホルモンでもある反面、闘争のホルモンの側面を有しています。バソプレッシンは自分の所有物やテリトリーを奪おうとするものに強い防衛意識と敵対心を生み出しますが、オキシトシンもまた、自分の愛する子供の存在を脅かす存在には闘争心を呼び起こします。この慈しみの愛情と憎悪する感情は裏腹な存在であり、人間の宿命と言うべき因縁的で原理的で、潜在する意識感情となっています。

男女の愛の根本的な差異は、すべてエストロゲンとオキシトシン、テストステロンとバソプレッシンの脳内での化学反応の差異に起因しています。この2つは土台となっている基本作用が、大きく違うことを認識しておくことが大切です。

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