男と女を明確に分けるものは性ホルモンと言う化学物質です。
全ては化学反応で決まります。
男と女の恋愛における行動も性癖も全て性ホルモンによる作用の結果です。
|人類進化における男女の役割分化
男と女の大きな食い違いは人類の進化の中で強化されてきました。
それは圧倒的な弱者である人類が生存するための
唯一の戦略だったのでしょう。
即ち、
- 食料獲得の為の役割分化
- 生殖・繁殖における役割分化
です。
この役割分化はそれぞれの能力を強化することで
強烈なパートナーシップとなり、性的なお互いの補完で益々、
体内の化学物質(性ホルモン)の役割を進化させて
人類発展の源泉となりました。
|男女間の役割分担の崩壊
しかし、そのパートナーシップは飢餓状況下では有効に機能を果たしましたが、
人類が飢餓から脱出した時に、
その男女間の習性上の段差は堅調に表出し、
お互いの大きな誤解を生み出すことになってしまいました。
更には近代においては女性も社会的な進出を果たす傾向が強まり、
男性に依存する状況から解放されるにいたり、
男女間の古代よりのパートナーシップは既にその役割の使命を
終えたかに見えてきました。
つまり、女性は男性に経済的に頼る必要がなくなりました。
男性はそれによって女性を全面保護する責務から解放されましたが、
それによって性ホルモンの機能も本来の役割を収束して
男らしさとか女らしさとかの存在意義も大いに変化してきています。
現代では女性がより男らしくなり、男性がより女性らしくなってきているのです。
|性ホルモンを理解する
とは言えそれでも男女間の恋愛・情愛・情交(セックス)主体で
世の中は動いていることは間違いありません。
性の交錯が普通となった現在でも全ての世の中の仕組みの基本は男女間の性です。
そこに人間活動の全ての根源があります。
まずはそこに作用している脳内の化学物質の作用を確認してみましょう。
特に女性においてはその物質の種類と作用は複雑に絡み合い
そこに生じるものは我々男性にとっては不可解な出来事ばかりです。
その化学物質(性ホルモン)に基本原理を押さえることで
我々の女性戦略を始めたいと思います。
その性ホルモンとは男性ホルモン・テストステロンと
女性ではエストロゲンに代表される幾つかの女性ホルモンです。
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