まずは男性ホルモン・テストステロンを理解します。
男性を男らしく作り上げる化学物質の主人公です。
この物質は男性の人生で2度大きく分泌量を増やし、
男性の体を劇的に変化させます。
|胎児期のテストステロンシャワー
最初のテストステロンの作用は妊娠2~3週間目と出産直前の胎児期です。
男性となるべきY染色体を有する胎児は2~3週間でY染色体の働きで精巣を作ります。
ここからテストステロンが大量に照射されて男性になります。
基本は女性の体をベースにして男性が作られていきます。
それまで大陰唇だった所が陰囊に、尿道は周囲の組織と一体化して陰茎に、
クリトリスは陰茎の亀頭へと変化をしていくのです。
決して男性が女性のベースであるなどと夢々思わないでください。
生物学的には女性が常に主人公なのです。
|思春期のテストステロンシャワー
男性は第二次性徴期にテストステロンは更に大量照射されてご存知の通り、
肉体的な大変革が起こります。
筋肉・骨格を増強し男らしい体にし、
ペニス・陰嚢を発育増大し、陰毛・ヒゲをを生やします。
肉体的なだけではなくこの時の変化は精神的にもこれまでにない変革を起こします。
|テストステロンプラスの作用
男性特有の闘争本能、空間認識能力、指導力、数学的な能力、音楽の才能、
運動能力の向上、自信、集中力、やる気の向上、粘り強さなどを向上させ
男性として魅力を強化するホルモンでもあります。
モテモテホルモンでもありますが、
性欲の根源ホルモンでもあり、
独占欲・嫉妬心を強めたり、浮気症、孤独性、ギャンブル性などの
マイナス要素の性格も強化します。
|テストステロンマイナス作用
男性の思春期の情緒の不安定さはこのテストステロンが大きく関わっています。
思春期の暴力性や性的な暴走、ストーカー行為などは
このテストステロンの制御不能な濃度レベルによるものです。
男性は思春期をピークに割と安定したレベル濃度保ちますが、
次第に濃度レベルは低下していき、性欲も落ちていくのが通常です。
男性の行動の全ての根幹をなすもので、
いい悪いは別にして人類の発展の根源エネルギーです。
人類のオスは極めて理不尽で勝手な行動をとりがちですが
全てはこのホルモン作用によるものです。
間違いなくあなたもこのホルモンに支配された行動をとっています。
男性である限り・・・。
|テストステロンに支配される男の行動
女性を求め、独占し、ペニスをバギナに入れる行為は全て
このホルモンの指示によるものです。
家庭を作り、会社で出世を望み、仕事に没頭するのもこのホルモンの
作用です。
風俗の遊びやキャバクラ遊びもこのホルモンの命令です。
ゲームやスポーツを好み、モノを収集する癖や一人露天風呂で
ぼっとするのもこのホルモンの影響です。
すべては我々男子はテストステロンの影響下に強く置かれています。
|テストステロンの生涯のレベル
このホルモンは女性のエストロゲンのように突然枯渇することはなく
徐々に低下していきます。
しかし、際立って目立たにものの、女性と同じく更年期症状は
現れます。女性のように急激な変化ではないために気がつかない人も
多いのが現状です。
また、明け方に濃度レベルは高く、夜には低下していきます。
我々、男性は一生にわたってこのホルモンに支配されつづけます。
従って、このホルモンの性質を理解して、上手くコントロールしていくことが
重要になります。
そして女性もこのホルモンによる影響を多分に受けています。
女性の中の男性を見出すことはよくあると思います。
その意味で女性を理解するにはこのホルモンの特性も
よく理解しておく必要があります。
(*詳しくはこちらへ:テストステロン・性欲ホルモン)
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