女性の性の根本である月経現象を正確な知識として捉えている男性は余りいません。
寧ろ忌み嫌って余り関係しない様にしているようです。
女性の体にお世話になる以上は最低限の知識をもって
女性に接することは寧ろエチケットです。
女性において月経が如何に大変かも理解してあげることが
大切です。
|生理(月経)とは
月経は受精妊娠の為に子宮内部に「子宮内膜」という受精卵を育てるベッドが作られます。
しかし、卵子が排卵時に受精しなかった場合はこの子宮内膜がはがれおちて
血液と一緒に子宮の外に排泄されます。
これが月経の出血現象です。
これは女性によって多少前後はありますが、大抵は28日周期で起こります。
あるデータでは平均29.6日周期で、期間は6日とあります。
月経を決して汚いものだなどと思ってはNGです。
最近は月経時にはバギナの内部はウオシュレットトイレに
必ず付いているビデによって女性はかなり清潔に保っています。
月経の周期はかなり人によってまちまちで、その幅は25〜38日周期まであるといいます。
あなたの恋人は何日周期かはしっかり把握しておきましょう。
|おおよそ450回の生涯月経
現代の女性は初潮が早まり(12歳)、閉経(50歳)も狩猟時代よりは
ぐっと遅くなってきています。
およそ38年近く妊娠が可能です。
大体、1人の女性はその間に生涯450回前後の月経を体験すると言われています。
アフリカなどの狩猟採取的生活をおくる民族の女性より
近代国家の女性たちは妊娠可能時期は大幅に伸びていて、
月経の生涯の回数も倍以上に多くなったと言われています。
この要因は栄養の向上であると推測されます。
しかし、女性が生涯出産する子供の数は半分以下になっています。
それだけ現代女性はセックスを楽しむチャンスが大幅に増えたことになります。
|月経の意味は
月経で多くの経血を出血するのは哺乳類の中では人類が一番多いと言われています。
殆ど哺乳類は月経がないかあまり目立ちません。
月経がある動物でも経血や子宮の内壁などを外へ排出することなく
子宮内で吸収されて栄養として取り込まれます。
月経が目立つ動物にはチンパジーやボノボなどの人類に近い動物がいます。
これらはすべて乱交乱婚種であり月経はそれらの種の特性ではないかとも言われています。
多くのオスと交尾するために精液とともに体内に取り込まれた細菌などを体外に
排出するための機能ではないかという説です。
つまり月経で一端全てリセットして子宮の浄化を行っているということです。
人類も狩猟採取時代は乱交乱婚種であったようで
その名残で目立つ月経があるとのことなのですが、
月経の進化的存在の意味は明確な理由は分かっていません。
あるゆる哺乳類の中では人類が一番きつい月経現象であることは事実です。
この地球上のあらゆる生き物の中で現代女性は一番つらく回数も断トツの
憂鬱な体験を強いられています。
しかし、あらゆる生き物なかで人類の女性が最高の快楽を味わっていることも事実です。
|ストレスなどで乱れる生理
月経・生理は女性としてまだ成熟していない10代や20代の時や
仕事や人間関係、恋愛の悩みなどのストレスや体調などで
大きくズレルことがよくあります。
出産などの経験や恋人との定期的なセックスで次第に乱れも
少なくなり安定してくるようです。
しかし、生理が1か月以上も遅れることがあって男性として
ドッキとすることも良くあるので
その生理の遅れる要因もしっかり覚えておきましょう。
|生理が来ない要因
生理が遅れる要因はそれはホルモンバランスの乱れです。
つまり排卵が順調に行われていないのです。
女性は男性と違って複雑に性ホルモンが体の生理現象に関わっています。
卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(
月経不順の大きな原因です。
生理をコントロールしているのは「エストロゲン」「プロゲステロン」という
2種の女性ホルモンですが、
これらの分泌が上手く機能しないと排卵が定期的に起こらず生理周期が乱れてしまうのです。
これらの機能低下の要因としては
- 人間関係や仕事におけるストレス
- 寝不足や不規則な生活による自律神経の乱調
- 過度のダイエット・肥満
- 体の冷え
が挙げられています。
特に最近女性の間で過熱気味のダイエットは要注意です。
これは女性が極端なダイエットを行うと、脳下垂体系の働きが低下するために起こります。
脳下垂体系の働きが低下すると、排卵が遅れたり、
排卵が起こらなくなってしまうこともしばしばです。
マラソン選手やハードなトレーニングを強いられる女性アスリートでは
生理が停止することもよく起こる現象です。
運動によって男性ホルモンが強化されていますが、
女性ホルモンは大幅に低下します。
また反対に、極端な肥満状態の場合も排卵が起こらなくなることがあります。
痩せている女性やデブ女には要注意が必要です。
いずれにしろ女性の体は非常にデリケートです。
もし生理が来なくても余り慌てないことです。
慌てることで自分の男を下げないようにしてください。
落ち着いて原因をしっかり考え、そして早急に検査薬を飼ってきてあげましょう。
(参照:女性の生理)
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