女性の嗅覚は男子の数倍の機能を有しているといいます。
女性は臭いで遺伝的に適合する生殖相手を選別しています。
女性にとっては限られた卵子を効率的に使うために
より子供が免疫的な優性である必要があるためです。
女性の臭いによる恋愛戦略は決して無視は出来ません。
|恋に落ちる条件はあるのか
どのようなときに人は恋の感情が湧きあげって来るのでしょうか?
我々は
あの子は俺の好み
とか
あの人は私のタイプ
というように日常的に発言しています。
しかし、その人のタイプとか好みは何によって決められていて
その実態は何なのでしょうか?
一体自分がどのように女性を選り好みしているのか?
自分はどのような基準で女性に選ばれて好意を持ってもらっているのか?
そのプロセスと要素を知っておくことは恋愛戦略上、極めて重要です。
意外と我々は可能性のない恋愛に執着したり、
大きな成果があったはずの恋愛のチャンスも逃したりしているものです。
この基準を意識しておくことで諦めるべき恋愛、
逃がしてはならない恋愛が少しは見えてくるかもしれません。
前回も記述のように人は大体4つの無意識の選別を行っていると
考えられています。
即ち
- 免疫的適合性
- 肉体的視覚的適合性
- 社会的適合性
- 年齢的適合性
です。
まずは免疫的適合性から見て行きましょう。
|免疫システムの適合性
これは特に女性に強く表れるパートナー選別機能です。
女性は相手の匂い・体臭によって
相手の免疫システムの遺伝子の組み合わせを敏感に察知して、
自分の免疫遺伝子と違う組み合わせ・要素を持った男性を好ましいと感じます。
特にHLA(人白血球型抗原)が異なるものに強く惹かれることが分かっています。
HLAは人の免疫機能の中心的な存在で、
外部からのウイルスや細菌などに強く反応するシステムです。
臓器移植などで拒絶反応を起こすのもこの免疫システムです。
この適合性を見分ける為に女性の嗅覚は男性に比べて高性能になっています。
(参照:女の嗅覚)
|HLA免疫システム
HLA遺伝子の組み合わせのバリエーションは無限ともいわれ、
その組み合わせが多様性に富むほどその人の免疫力は強固になります。
あらゆる外部侵入者に対応できるからです。
その為、女性は生まれてくる子供、子孫の為に免疫力の多様性を求め
自分とは違う免疫システムの男性を選ぶのです。
似たような構成の男性に対しては拒絶反応を示します。
肉親などに性的な興味を示さないのはこの為と言われています。
女性は臭覚が鋭く、この機能が男性より数段勝っています。
女性が虚弱な子供を産むことは大きな生殖的なロスにつながります。
また遺伝子的にHLAが近い間柄では妊娠しにくく、
流産もしやすいことが分かっています。
自然は出来る限りの多様性を求めているのです。
もしアプローチした女性に最初から取り合ってもらえない場合は
女性はあなたの体臭によって免疫的な不適合を見たのでしょう。
つまりHLAの遺伝子構成が良く似ているのです。
そんな場合は
どうやら君と僕は似たもの同士過ぎるようだね
といって潔く諦めましょう。
もう一つ知られていることは余りにHLA遺伝子構成が違う相手との組み合わせも
生殖的には最適とはいえません。
違う環境下の遺伝子ではその環境下、地域の感染症や寄生虫に対応できないからです。
しかし、日本の女たちが外人に弱いのは何故でしょうか?
弱いのは白人に限っていることは多分、別の要素が絡んでいるのでしょう。
西洋のフェミニスト分化にやられているか、
またセレブ意識を持ちたいかの日本の女たちの浅はかさからでしょうか??
|匂いによる判別とは恋の予感??
人は最初に異性に接触した時に匂いでこの遺伝的相性が合うかピンときます。
またファーストキスでも相手の唾液匂いなどから遺伝子情報を収集しています。
(参照:キスはリトマス試験紙)
それがファーストインスピレーションになって一目ぼれなどを起こします。
特に女性は卵子が少量である制約から匂いで厳密なパートナー選別を行っています。
一方男性は数打ちゃ当たる方式で臭覚を全面活用はしていません。
兎に角、とりあえずセックスするが基本戦略だからです。
女性は特に妊娠しやすい時期にはこの臭覚が鋭くなります。
つまりエストロゲンが強まる排卵期です。
この時期に女性は男性の体臭やフェロモンに鋭く反応します。
|匂いでの恋の予感はただしい?
匂いで判別するHLA遺伝子の適合性は免疫的な適合だけでなく
つまりセックス相手として適正だけでなく、
日常的な相性も良好であるという正の相関があるといいます。
つまり一目ぼれの直観は性格的な適性にも当てはまるのです。
自分の直観を信じることが恋愛の大きな成果を生むと言うことです。
|女性の浮気は相性が合わないから??
さて女性が浮気する要因はHLAが大いにかかわっていることも知られています。
HLA構成に共通する部分多ければ多いほど
女性は相手の男性に性的な魅力を失っていき、
オーガズム得ることはなくなり、浮気する確率が高まることがになります。
一方男性の場合はHLA構成というよりは
関係が経過する時間とともにクーリッジ効果も作動しなくなり
次第に相手の女性には性的な魅力を感じなくなっていきます。
男はチャンスがあればいつでも浮気したい態勢にあるのが普通です。
こうみると女性以上に男性はHLA適合性に注意を払うべきかも知れません。
合わない女性を選べば浮気され放題になり、
適合女性ではパートナー女性の浮気を気にすることなく安心して浮気できますから・・・・。
(参照:男はビジュアルで恋に落ちる)
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