|恋愛での男と女の性格の適合不適合
男女の性格が合う合わないはこの男らしさと女らしさの役割で理屈的には決まるはずで、
この理屈では男と女は凸凹の特性は分けて持ち合っているはずであるとすれば
性格の不一致などないことになります。
つまり磁石のようにプラスとマイナスは
自ずと引き合いくっつくように出来て居るとすればです。
しかし、現実はそうはならないのです。
それは前記の生物における性の不確実性が反映してきます。
性の色分けに自然は微妙に且つ複雑に揺らぎを与えていきます。
自然は明確な性の区別をさせないことで様々な可能性を試しているかのようです。
即ち、男らしさに揺らぎがあり、女らしさにも揺らぎを生じさてゆきます。
極端な傾向を示す男女は少数で、多くは男のような性質と女のような性質を
混合して有しています。
その配分は人それぞれでその人の特性の一つとなってます。
多様な特性を組み合わせもった男女が誕生してきます。
肉体は男性でも強度に男性らしいものも生まれれば、女性らしい心を持つもの生まれます。
それらは同性愛や性同一性障害などとしてしられています。
(ここでは男女の恋愛がテーマですので論じませんが、
詳しいことは同性愛の生まれる仕組みをご覧ください)
一般的にはヘテロ男女がもつ男らしさやおんならしさは振幅には
かなり幅広さが認められます。
大まかに捉えてしまえば同じ男女でも以下のような性質を持つことになります。
- 男性らしい男性
- 女性的な男性
- 女性らしい女性
- 男性的な女性
一般的には男と女の組み合わせでは
「男らしい男」と「女らしい女」が組み合わされることが前提としてあり、
それが男女カップルの在り方のように我々は考えてきました。
世間的にはそれが恋人や夫婦のノーマルな姿となっていたのです。
しかし、これで全ては収まらないところに性の不思議と問題があります。
組み合わせ的にはそれぞれが様々にカップリングされてゆく可能性をもっています。
- (男らしい男)×(女らしい女)
- (男らしい男)×(男らしい女)
- (女らしい男)×(女らしい女)
- (女らしい男)×(男らしい女)
(*ここで男らしい、女らしいとは前記の能動的なプラスの性格及び受動的なマイナス性格を
象徴しているだけですので、決してそうであるべき姿として語ってはいないので
ご承知おきください)
上の組み合わせの可能性ではお互いがプラスとマイナス、静と動などの
補完し合う組み合わせになっていないカップルが50%の確率で生じます。
また現実としてお互いが嚙み合わないカップルが多数成立してます。
男女の理想とされるカップルは1の組み合わせになりますが、
4のカップルも上手く行くことが多いようです。
常にぶつかり合って決裂するの2のカップルです。
そして実に何も事が起こらず実に楽しくないのが3のカップルです。
このカップルはそもそもお互いが行動しないことで成立しないことも多いでしょう。
|自分の性格を隠す男と女
男女のカップリングにおいてはお互いが極端な性格を持っている場合は
相手をどのタイプか見抜けて自分に合う合わないは直観的にわかりますが、
これらの特性は微妙な差異となっていることも多く
すぐに断定してゆくことは難しいのが現実です。
男らしさや女らしさの性格も白黒は明確ではなく、間のグリーのどの位置かになります。
多くのケースで男女は恋愛初期において自分の本性をあまり正直に表そうとしません。
自分をより価値あるものに見せたいと仮面を被ります。
特に女性の場合は家族や社会から女性らしくあることを求められるために
演技的に通念的に女性らしく振る舞う傾向があります。
「女性らしい男性」も恋愛初期では女性に好かれたい一心で
出来る限り男らしさを強調します。
やがてお互い結婚して一緒に暮らすことでその本性を隠し切れなくなってゆき
お互いの気持ちはかみ合うことがなくなりすれ違いの生活に突入するのです。
これらは先に述べたように根本的には生物学的な問題であり、
個人の精神性に責任を負うものでもありません。
ただ無知であったことが原因しています。
このような問題が生じないためにも
また大いに男女関係に悩んでいる場合において一つの解決を見出すためにも
しっかり生物学的原理原則と自らの特性と性格を充分理解してゆくことが大切です。
相手の特性を見抜くのです。
|男女性格はシンプルに考える
実際は人の性格は複雑で一概には語れないかもしれません。
複雑に屈折している人も少なくないはずです。
しかし、恋愛ではまずはシンプルにまずは
男性的か女性的か?
プラスかマイナスか?
動か静か?
で相手と自分を考えていくのが基本としてください。
殆どの男女のトラブルの要因はそこに最後は行きつくはずです。
それが生物としての根本であるからです。
そこから相手との性格の相性を判断していきましょう。
まずは相手の性格と自分の性格を動か静かで単純化してみることです。
NEXT: 恋愛性格相性判断法