男と女の間には複雑な感情が交差して成立しています。
我々、男性はついつい親しく話すようになった女性に対して好意を抱きます。
しかし、女性は笑顔を見せても、
必ずしもその男性には性的なすぐに愛情を持つことはありません。
愛情と友情、そして尊敬の念は男と女ではよって微妙に違います。
自分に向けられた女性の笑顔を誤解して、きっと気があるに違いないと
思い込む男子は少なくない筈です。
この感情の相違をしっかり認識して、
決して勝算のない恋の突撃を行って玉砕しないようにしてください。
|男女の理想の関係
男女の関係ではお互いが強い愛情と友情、
そして尊敬の念で繋がれていることは理想です。
若い男女が夢見る恋愛であり、女性誌などに描かれる結婚の姿です。
しかし、このような絆で結ばれる男女は現実的にはまずありえません。
恋愛時期に信じ込んでいたこの相手に抱いていた愛情や友情、尊敬の気持ちは結婚後、
数年で崩れ去っていくことは殆どの男女が経験することです。
極まれに愛し合い、尊敬し合い、友情を感じあうカップルが存在しますが、
様々な体験をして熟年期に入ってようやくたどり着ける境地です。
結婚の指輪交換で交わす誓いの愛の言葉は既にその時には全くの幻想であったのです。
その愛の理想が実現できないことで悩む男女も多く存在します。
しかし、恋愛するにあたりそのような理想的な男女関係は存在しないことを
まずは認識することが恋愛では大切です。
それは男も女も同じです。
男と女には成立している本当の感情は何かを現実的に見てゆくことこそ
恋愛に苦しまないためには大切なことです。
|男女の愛情の違いについて
男と女の間に芽生える愛情はそもそも生殖本能から生じるものです。
それは相手とのセックスに至るための性的な適合性を
見極めるための儀式のようなものです。
男性は膨大な精子を如何に多くの女性に引き受けてもらい、
多くの子孫を残すというミッションを背負っています。
一方、女性は如何に少ない卵子を有効に活用して、生存能力が高い優れた子孫を残すことが
ミッションになります。
その為に、受け入れる精子を厳密に吟味することになります。
ここに男女の愛の認識齟齬が生じてきます。
男性は出会った女性に愛情を抱くハードルは低くなり、直ぐに好意を抱きます。
女性は自分に好意を抱く男性を時間をかけて選別し、その愛情度合いを試験します。
男の愛は素早く、薄く、幅広くなる傾向があります。
女性の愛は遅鈍で、深く、限定的になります。
そもそも男女の愛情の質はまるで違うものであり、
その愛情が完全に二つに重なり合い、永遠に継続することはありません。
お互いの愛情が完璧に重なりもつれあう合う時間は僅かであり、
寧ろ重なり合うこと自体、奇跡と言うべきかもしれません。
|男女間の友情について
よく男と女の間には友情は成立しないということを耳にします。
それは正しくもあり、間違いでもあります。
究極的には男女は別の生き物であり、まるで違う精神構造を持っています。
そもそも恋愛という生殖活動においては目的は一緒でも、
手段や考え方はまるで違っているもの同士です。
恋愛には友情はなどは成立しないと考えるほうが普通です。
ただし、男と女の間に友情が成立するとすれば一つだけあります。
それはお互いに恋愛感情を抱かなくなった男女です。
子育てや生活で互いに苦労した男女が戦友として友情を抱くことは良くありますが、
その時には多くの場合はセックスレスになっています。
実は我が家も同じような状態です。
また最近では、最初からセックスレスの友達カップルなるものが存在します。
お互い趣味やライフスタイルが合い、一緒に過ごすことが実に気が楽であるといいます。
このようなケースは男性が中性化しているようでセックスにはあまり熱心ではなく
女性は恋愛を他に求めたりもします。
小生もそういった女性に何人かめぐり合っています。
我々、悪魔族の男性には実に有難い関係のカップルです。
生活は男が見てくれて、セックスはこちらが賞味できるわけですから、
感謝です。
このようなカップルは子供を設けたりもしますが、
セックスはあくまでも子つくりの為のだけのようです。
男と女が最初友情から始まるようなことも聞きますが、
正確には男は既にその時、相手には愛情を抱いているはずです。
女性はデートして一緒に楽しんでいく中で相手と一緒にいて楽しい、落ち着くなどという
感情(友情)が愛情に変わっていくのですが、
これも女性の愛への遅鈍性によるものです。
女性も最初にすでに気が合う、親しみを感じるなどの好意は抱いているのです。
その時に男が強くプッシュすればすぐに相手をセックス相手として意識していくはずです。