40代は不惑とも言われそれまで女性やセックスの誘惑に翻弄されてきた心も安定し
男性として充実期を向かえる年代と言われています。
しかし、実態としては男性にとって40代は非常に危険に満ちた時期であり、
人生においての大きな波乱に見舞われる年代でもあります。
決して精神的に安定し誘惑に動じない男として人としての完成を向かえる時期とは
言い難いものがあります。
特に恋愛セックスに深く思い悩む迷走の年齢と言った方がいいかもしれません。
|40代男性のテストステロン値
男性のセックス・恋愛エネルギーの源泉であるテストステロン値は一般的には
上図のごとき変動を見せてゆきます。
これまで体内で荒れ狂ってテストステロン値も20歳前後をピークにして
40代を向かえるとピーク時の3分の2ほどの分泌量に低下します。
性欲はテストステロン値に左右されていますので、
10代20代の荒れ狂う性欲も収まりある意味では一定の安定を見せるようになります。
確かに性欲の暴走からは解放されて欲望の欲するままの行動も理性で
コントロールされるようになり
孔子が述べたところの「不惑」の時期とも言え時期になります。
しかし、現代社会においては男性にとってこのテストステロン値の低下が
男性によって大きな不安と自信喪失を招いてゆくケースも多発します。
現代を生きる40代の男たちは大きな落とし穴にはまり込んでしまうリスクを
抱えていると言っても過言ではありません。
特に恋愛とセックスにおいて男たちをのめり込ませ打ちのめすような事柄が
大きく覆いかぶさってきます。
それはまるで愛の「TSUNAMI」のように襲いかかり男たちを飲み込んでゆくのです。
|男として40代とは?
一般的な40代はどのような10年になるのでしょうか?
社会的な地位は獲得し大人の男性として尊敬の念を集める年齢ですが、
しかし、まだまだ充分に大人になりきっていない人が多いのも現実です。
|40代は男の完成度が高まる
男性は40歳に入るころには多くの経験とスキルを身につけて
社会的な充実気を向かえてゆきます。
会社では役職などについて部下を持ち責任ある立場になってゆきます。
また個人でビジネスや創作などに携わっている人も社会的に認知されてくる
時期でもあります。
それとともに収入も安定し余剰な資金も生まれてきます。
プライベートでもマイホームやマンションなども購入し、
子供も育ってきて家庭も安定と充実の日々を向かえています。
そして体力的にもまだまだ力は体中にみなぎり
性的にもテクニックと持続力を身について男としての魅力に溢れる年代です。
男性にとって40代は自分の人生の最も華やかで元気で楽しい10年です。
|人生の分岐の40代
しかし、人生を謳歌すべき40代はまたその反面、
大きな暗雲が立ち込める側面を有しています。
全て順調に人生が進展する男性はごく一部であり
殆ど大多数は大きな心の闇を抱えて過ごしてゆく10年でもあります。
40代は会社や社会的な地位を獲得してゆくと同時に
大きなプレッシャーとストレスに見舞われる年代にもなります。
特に近年、日本の会社に導入された欧米資本主義の「成果主義」や
「コンプライアンス」などの過剰な管理体制は
日本の家族主義的な会社の環境を一変させました。
管理職は常に人を評価し管理する役割に変化してゆきました。
以前のようなその部署の「親分」「おやじ」の役割から
看守や採点係りという無機的な役割を担わせれているのです。
と同時に40代の管理職は事務的に評価され管理される立場にもなります。
|落ちこぼれてゆくのも40代
40代はテストステロン値の分泌が高い男性、競争心の強い男性には
最適な生存環境になります。
しかし、社会や会社の要求に適合できない男性達も多く発生することも
見逃してはなりません。
40代は人生の大きな収穫を得るチャンスの10年でもありますが、
そのニーズに充分応えることが出来ず埋没してゆく危険も抱える時期でもあるのです。
ここで社会の要求する応えを出せない男たちは
出生レースからも外れ、わずかな自分の居場所を確保するだけの
委縮の人生となってしまいます。
|40代男のセックス恋愛とは
男性として社会人として充実の日々は確実に男性ホルモンの分泌を促進して
更に男としての魅力を高めてゆきます。
セックスにも意欲的に行動し愛人にも不自由しない満ち足りた人生を
送ることが出来るのが40代ですが、
一方社会的なプレッシャーや会社での激務は確実に低下しつつある男性ホルモンにたいして
更に心的な影響を与えてゆきます。
40代はこれまでにない重みで仕事・恋愛・セックスが男たちに圧し掛かってきます。
この時代をどう賢く楽しく乗り切るかがで
男の人生が左右されるといってもいいかもしれません。
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