男性の愛の意味するところは性欲ですが、
女性の愛は複合的な男性に対する評価判断です。
女性は新しい脳である大脳皮質を駆使して自分の最適な男性を選び出し、
一方男性は古い脳である大脳辺縁系で本能的に女性に反応しています。
この意味では女性のほうがずっと進化した動物なのです。
|女性に愛が生まれる複雑なプロセス
男性が女性に対して性的な反応や恋愛感情が想起されるのは
極めて単純なビジュアル的な刺激によっておこりますが、
女性の場合は男性に比してかなり複雑な機構で脳が男性の選択選別を行っています。
男性のようにただ単に見かけだけで選択することはほぼありません。
生殖の適齢を迎えた女性は男性をあらゆる面からリサーチして
結果が良好となって初めて大脳皮質が相手に対して恋愛感情と
性的な興奮を覚えるようになるのです。
基本的には女性の脳の恋愛的な興奮は常に抑制されて作動します。
常にこの恋愛が正解なのかどうかのチェックを入れています。
|10代女性は一目ぼれする
女性がビジュアルに惹かれて一目惚れする時期はほとんど10代に限られています。
この時期はまだテストステロンがかなり優勢で衝動的な恋やセックスに走ってしまいますが、
次第に年齢とともに計算要素が強くなります。
ビジュアル要素は優先度が低くなり恋愛行動は慎重になっていきます。
再び40代を過ぎ女性ホルモンのエストロゲンが低下して、テストステロンが優位になって
オバサン化した女性はビジュアル優先になってくることがあります。
この時は精神性よりはむしろ性欲が強く表に出てくることになります。
一方男性は生涯を通して一目ぼれする傾向を強く持ちます。
勿論、その好みはストライクゾーンが広く性欲が最優先です。
|愛の正体??
この女性の総合リサーチの合格結果を女性たちは愛と呼んでいます。
女性の愛情は生物学的な好み、男性の愛情、経済的な能力などの様々な情報を
脳が収集して、我々男性とは大きく違うプロセスを経て総合的に生まれてくるのです。
この判定には新しい脳である大脳皮質が大きく関わって判定しています。
本能的な条件反射ではなく大きな人間的な計算と知恵が働くのです。
女性はこの進化した大脳皮質が同意しない限り恋愛感情は抹殺されます。
一方男性は見かけだけで脳の古い部分の本能が反応して女性に性欲を覚えます。
恋愛と性欲は頻繁に起こりどちらかの区別は余りつきません。
男達はこれを愛と呼んでいます。
男と女の愛の基準は大きなかい離があることは既に感覚的に体験されているはずですが、
全て生物学的な意味が込められています。
特に女性の複雑なプロセスをしっかり認識おいてください。
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