男と女は性本能においてまるで水と油のように同化しあうことはありません。
本質的の違う原理で行動しています。
その原理を理解し活用した恋愛法を身に付けることで
男としての欲望を満たすことが可能になります。
決して女性には正面から挑まないことです。
密かに心の中で自分だけの行動原理で恋愛を行うことが大切です。
|恋愛の悲劇
男と女はどんなに激しい恋愛で結ばれても次第にその恋愛感情は冷めてゆき、
セックスの感動も薄れて行くいきます。
女性が夢見る物語やドロマのようにロマンチックな気分は永遠に続きません。
ドラマは終わりがあるからハッピーエンドであって一般の男女関係は
幸せの絶頂のシーンで終われません。
恋愛感情は性ホルモンの作用でありせいぜい情熱的な感情は4年しか持たないことが
知られています。
全ての生き物は生来、自分の遺伝子を出来る限り多く残すように行動する。
これが基本原理です。
男と女の決定的な恋愛観の違いは
「別の女とやりたい!」という男の性欲と
「浮気は許さない!」という
女の束縛と嫉妬にみることが出来ます。
この溝は決して埋めることは出来ない溝でもありますが、
この全く違う恋愛行動も全て生物の基本原理従ったものなのです。
|男たちが求める新奇性
男たちが出来るだけ自分の遺伝子を多くの女に植え付ける為に
新しい女たちを求め続ける行動とそのエネルギーは
人類発展のための原動力でもありました。
テストステロンは男たちに新奇な女と新たな活動の場を求めさせ続け、
その本能こそ人類が生きながらえられ子孫を拡大し続けた最大の要因です。
また新たな女を求める本能は遺伝的にも非常に意味あるものでした。
女性を中心にした狩猟採取時代の生殖活動では常に同じ相手との安定したセックスでは
血が濃厚になり近親相姦のリスクが高まります。
また、違う免疫力や遺伝的な能力をもった女性に自分のDNAを渡すことは
より優秀な子孫を残す可能性も強まります。
男たちの同じ女には飽きる心理は進化生物学的には極めて正解なのです。
|何故、男は奥さんに飽きるのか?
男性は同じ女性を安定的なセックスと関係を続けていくと
長い間に次第に家族としての感覚が生まれてきます。
すると男性の深層心理で反近親相姦のメカニズムが働いてきます。
妻に対して性欲が抑えられてペニスはなかなか勃起しなくなってしまいます。
あなたが奥さんに性欲が湧かないのは生物学的なメカニズムが働くからなのです。
決して愛情がなくなったのではないのです。
別の愛情に変わった証拠です。
一方女性はこれと全く逆です。
精神的に近く親しい男性ほど新しい脳と古い脳が連動してオーガズムが深まります。
ここでまた男と女の愛とセックスのすれ違いが起こります。
男は同じ女と過ごすことで興味をなくし、
女性は同じ男と過ごすことで性的な興奮が高まっていくのです。
|安定的な関係を求める女性
女性が男性との安定的な関係を求めるのは育児にかかる膨大な時間とエネルギーです。
男性の補助を必要とするからです。
一つの受精卵をしっかり育んでいくことが女性たちの生殖戦略です。
しかし、また一方女性たちは乱交乱婚時代のセクシュアリテイーを
全く放棄したわけではありません。
排卵期には女性たちは一夜限りの性に走る行動をしばし示すことが知られています。
密かに他の男性の優れた遺伝子を取り込む行動に出ます。
ある調査では約5%の子供が正式な夫のDNAではないという結果が出ています。
女たちは強かに別の情報をもったDNAを収集し続けているのです。
|女たちのダブルスタンダード
排卵期にはテストステロンに溢れた男性的なセクシーな男を求め、
排卵期以外では女性的な優しい男性を選ぶ傾向があります。
女性はダブルスタンダードが生殖行動の判断基準になっています。
妊娠しやすい時期には野性的な生命力あふれる男を求め、
妊娠しない時期は自分を保護する可能性の高い男性とセックスします。
女性は知っているのです。
テストステロンが強い男性は優秀であるが、決して同じ女性にとどまることがない事を。
しかし、子育てをサポートしてくれる男性が必要であることも。
そしてこの戦略には大きな女性たちの陰謀が隠されています。
男たちに排卵時期を見破られないために排卵の隠ぺいを行っているのです。
排卵時期が見破られことは誰が父親か男たちの推測が容易になり、
他の男性の遺伝子を密かに自らの子孫に伝える事が出来ないのです。
(次ページに続く)