大人の恋愛は決して愛や性欲に溺れないことが肝心です。
ひとりの女性に入れ込んだんり快楽の追求に専心することは
10代の恋愛に等しいレベルです。
常に自らの欲望と感情は冷静に見つめて
自らの魂を頭上に浮遊させて自らの状態を俯瞰します。
女体と女性の心を常に冷静に観察しながら恋愛と性を楽しみます。
決して性愛や女性の魂に心奪われてはなりません。
一人の女に溺れない恋愛
恋愛に溺れ、一女性に強い恋慕の念を抱くことは
極めて無益で浅はかな行為と言わざる得ません。
狂おしいまでに女性を思いつめるなどいう子供の感情は
20代までに見切る必要があります。
これまで見てきましたように恋愛の陶酔感は生殖のプロセスにおける
遺伝子が仕掛ける幻覚のようなものです。
全ては脳内ホルモンによる錯覚であり
どんなに高揚した幸福感でも最大5年で覚醒することが知られています。
(参照:恋愛の正体)
ひとりの女性に対する蒙心的な恋慕の念は
過ぎ去ってしまえばまるで一人で舞い狂った舞踏なようなものです。
その踊る様子は他者の目にはいかにも独善的で快楽主義的で
無益な行為としか映りません。
大人の恋愛は恋心を昇華した慈しみと性愛エロスがおりなす、
官能と情愛の饗楽の世界でなくてはなりません。
快楽に溺れないセックス
肉体のにも決して魂は支配されてはなりません。
女子との交接においては常に自らの愛欲を充足することは控えます。
大人の性は女性に快楽の境地を与え続けることを最大の喜びとします。
恋愛の目的は女性との性の交歓であることにゆるぎはありませんが、
その目的は射精の快楽追求ではありません。
女性を歓喜させ狂乱させ、自らの虜とすることを第一義とします。
その為自らは時には自制的でなくてはなりません。
決して己の快楽のみの追求は許されません。
自らは7割の性欲を満足させてよしとし、
複数の女性との同時の交歓こそ真の性の喜びとなります。
決してひとりの女性との性欲には耽らないことです。
(参照:愛に溺れないSEX)
もがきあがくことなくただ淡々とエロスと慈しみの海に漂い続けます。
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